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【ショートコラム】 〜幸せな人生に必ず役立つ〜 塩のはなし(その3)「食べるときに塩を控えるプチ工夫」

舞鶴市健康づくり課の管理栄養士です。
国が定める食塩摂取量の目標値は 7 グラム未満ですが、現状の食塩摂取量は 9.8 グラムと言われています。
日本の食文化には塩が欠かせず、欧米などに比べても、日本人は食塩摂取量が多くなりがちですが、生涯、健康に幸せに暮らしていくため、塩分摂取量を適切な量にしていくことが大切です。
連載ショートコラム「〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」は、
■塩をとりすぎるとどうなる?
■どんな食品に塩が多く含まれている?
■おいしく塩をへらすコツは? など
あなたにずっと笑顔で暮らしていただくため、”塩”にスポットを当ててお届けします。
第3回目の今回は、「食べるときに塩を控えるプチ工夫」というお話です。

よく噛んで、味わう

まずは、よく噛みましょう。
「嚙ミング30☆」
1口30回も噛むと、口の中に、食材の豊かな味が広がります。
そして、味覚に少し意識を集中してみると、さらに豊かな味を感じられます。
しっかり噛んで、味覚に意識を集中して味わいましょう。

食卓に調味料を置かない

食卓に調味料が置いてあると、ついつい使ってしまいます。
ときには、一口も食べていないのにかけてしまうことも。。。
まずは、一口味わってみる。
何もかけなくても、おいしく食べられるかもしれません。

味の薄いおかずから食べる

味の濃いおかずから食べると薄いおかずの味を感じなくなってしまいます。
舌は、味に慣れてしまうものです。
味の薄いおかずを味わってから、味の濃いおかずを楽しみましょう。

お汁、スープは飲み干さない

お味噌汁は、1杯あたり1.5グラムの塩分を含んでいます。
ラーメンは、スープまで飲み干すと5~6グラム。
朝に味噌汁、昼にラーメンだった場合、1日の塩分摂取目標値7グラムに到達してしまいます。
しかし、お汁、スープを一口味わって、あとは残せば、かなり塩分を控えられます。
お汁、スープは、飲み干さない。心がけましょう。
さらに、味噌汁やラーメンを具沢山にすれば、お汁・スープを飲み干さなくても満足度が高まりますよ。

漬物や佃煮は控えめに

漬物は5切れで塩分約1グラム。
梅干し1個で約2グラム。
これだけで1日の目標値塩分7グラム未満の半分近くになってしまいます。
美味しいですが、漬物や佃煮は控えめに。

野菜、海藻、果物などをしっかり食べる

ご飯などの主食と肉、魚などのメインのおかずのみたべて、小鉢やサラダは残してしまう人もいるのではないでしょうか?
小鉢やサラダなども残さずに、野菜、海藻、果物などもしっかり食べましょう。
なぜなら、野菜、海藻、果物には、食塩を体から排出する「カリウム」という成分が入っているからです。
カリウムをしっかりとって、塩分を排出しましょう。

幸せな人生のために、塩と上手に付き合いましょう!

今回は「食べるときに塩を控えるプチ工夫」というお話でした。次回は、「調理するときに塩を控えるプチ工夫」というお話です。
お楽しみに☆

※治療中の人は、医師の指示に従ってください。
※高齢者において極端な減塩は食事量の低下から低栄養をおこす心配もありますのでお気をつけください。

「【ショートコラム】〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」を全て読みたい方はこちら↓↓↓から☆

お問い合わせ

舞鶴市健康づくり課
TEL 0773‐65‐0065
Mail kenzo@city.maizuru.lg.jp

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