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【ショートコラム】 〜幸せな人生に必ず役立つ〜 塩のはなし(その4)「調理するときに塩を控えるプチ工夫」

舞鶴市健康づくり課の管理栄養士です。
国が定める食塩摂取量の目標値は 7 グラム未満ですが、現状の食塩摂取量は 9.8 グラムと言われています。
日本の食文化には塩が欠かせず、欧米などに比べても、日本人は食塩摂取量が多くなりがちですが、生涯、健康に幸せに暮らしていくため、塩分摂取量を適切な量にしていくことが大切です。
連載ショートコラム「〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」は、
■塩をとりすぎるとどうなる?
■どんな食品に塩が多く含まれている?
■おいしく塩をへらすコツは? など
あなたにずっと笑顔で暮らしていただくため、”塩”にスポットを当ててお届けします。
第4回目の今回は、「調理するときに塩を控えるプチ工夫」というお話です。

プチ工夫① 素材の味を生かす

調味料にたよりすぎず、素材の味を生かしましょう。
たとえば、新鮮なお魚は、少しの塩、ブラックペッパー、ハーブとオリーブオイルで美味しくいただけます。
新鮮な食材や旬の食材は、特に素材の旨味もたっぷり!
調味料が少なくても十分美味しいです!

プチ工夫② 香辛料、香味野菜を使う

生姜やにんにく、ねぎやしそ、ハーブ、カレー粉、唐辛子、こしょうなど。
「調味料を減らすと味が決まらない~」という時に少し使うだけでアクセントになり味が引き締まります。
いろんな香辛料や香味野菜で、味わい豊かな1皿を作ってみませんか?

プチ工夫③ 酸味をきかせる

塩や醤油の代わりにお酢やかんきつ類(レモン、ゆずなど)を焼き物や揚げ物にかければ、さっぱりと美味しく食べられます。
塩味だけではなく、酸味もきかしましょう。

プチ工夫④ だしの「うまみ」を大切に

旨味たっぷりのだしを使うことで、調味料を少なくしても満足する味に。
かつお節、こんぶ、煮干し、干し椎茸などのだしは風味豊か。
さらに、実はトマトや玉ねぎなどの野菜も旨味たっぷりです。
ていねいに取っただしの「うまみ」味わってみましょう。

プチ工夫⑤ ウインナーやねり製品の塩分を計算にいれる

目に見えにくい塩分が含まれているウインナーやねり製品などの加工食品。
味付けはそういった加工食品の味を計算にいれましょう。
ちくわやごぼう天などのねり製品と野菜を一緒に炒めたり、焼くときは味付けの調味料を減らしたりすれば、塩味が強くなりすぎません。

プチ工夫⑥ インスタントラーメンをヘルシーに楽しむ

インスタントラーメンを作る時は、添付のスープの素を全部使わず少し残してみる。野菜や卵、お肉を添えるとさらにヘルシー!
1人前で塩分5〜6グラムとも言われるおいしいインスタントラーメンをヘルシーに楽しんでみましょう。
インスタントスープなら、1人前を野菜や豆腐などを足してかさ増しし、2人で分けて食べたら塩分は半分になりますよ。

プチ工夫⑦ 調味料を計量する

調味料を軽量すると、味付けが一定して、調味料の使い過ぎを防ぎます。
また、節約にも◎です。

*覚えておくと便利な分量* 
材料100gに対して
【煮物、和え物】醤油・砂糖(またはみりん):小さじ1ずつ
【酢の物】   醤油小さじ1/2、砂糖小さじ1、酢小さじ2
慣れてきたら、もう少し減らしても美味しいですよ!
※計量スプーンが3本セットになっているものは、一番大きいものが「大さじ(15)」、中くらいのものが「小さじ(5)」、一番小さいスプーンは「小さじ1/2(2.5)」です。

幸せな人生のために、塩と上手に付き合いましょう!

今回は「料理するときに塩を控えるプチ工夫」というお話でした。
全4回にわたりお届けしました「塩のはなし」いかがだったでしょうか?

塩分の摂りすぎは、心臓病や腎臓病につながることがあります。
少し意識して、楽しみながら適塩に取り組んでいただくことが、皆さんの幸せな人生に必ず役に立ちます!

ちいさなことからコツコツと。
楽しんで適塩に取り組んでみましょう。

※治療中の人は、医師の指示に従ってください。
※高齢者において極端な減塩は食事量の低下から低栄養をおこす心配もありますのでお気をつけください。

「【ショートコラム】〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」を全て読みたい方はこちら↓↓↓から☆

https://maizuru-city.note.jp/m/mb0f61e91a2e7

お問い合わせ

舞鶴市健康づくり課
TEL 0773‐65‐0065
Mail kenzo@city.maizuru.lg.jp

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