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【ショートコラム】 〜幸せな人生に必ず役立つ〜 塩のはなし(その1)「塩を摂りすぎると?」

舞鶴市健康づくり課の管理栄養士です。
国が定める食塩摂取量の目標値は 7 グラム未満ですが、現状の食塩摂取量は 9.8 グラムと言われています。
日本の食文化には塩が欠かせず、欧米などに比べても、日本人は食塩摂取量が多くなりがちですが、生涯、健康に幸せに暮らしていくため、食塩摂取量を減らしていくことが大切です。
連載ショートコラム「〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」は、
■塩をとりすぎるとどうなる?
■どんな食品に塩が多く含まれている?
■料理をおいしく、塩をへらすコツは? など
あなたにずっと笑顔で暮らしていただくため、”塩”にスポットを当ててお届けします。
第1回目の今回は、「塩を摂りすぎるとどうなる?」というお話です。

塩を摂りすぎるとまず「高血圧」に

塩分を摂りすぎると「高血圧」になりやすくなります。
高血圧は、食塩の過剰摂取のほかに、肥満、飲酒、運動不足、ストレスなどが原因となります。
濃い味の食事は、食べる量やアルコール量がつい増えてしまいがち。そうするとますます「高血圧」になりやすくなってしまいます。

血管が傷付き、「動脈硬化」に

血圧が高い状態が続くと血管が傷み始めます。血管が硬く、厚くなり、弾力性が失われて「動脈硬化」という状態になります。
この状態になると血管にしなやかさがなくなり、血管が破れやすくなるほか、心臓や腎臓に負担がかかるようになります。

「脳梗塞」「心筋梗塞」「心不全」「腎不全」さらに「ねたきり」に

さらにこの状態が続くと、脳梗塞などの脳血管疾患、心筋梗塞などの心血管疾患、心不全や腎不全を引き起します。最終的に、ねたきり状態(要介護状態)へとつながってしまうこともあります。

幸せな人生のために、塩と上手に付き合いましょう!

次回は、どんな食品に塩が多いのか?というお話です。
お楽しみに☆

※治療中の人は、医師の指示に従ってください。
※高齢者において極端な減塩は食事量の低下から低栄養をおこす心配もありますのでお気をつけください。

「【ショートコラム】〜幸せな人生に必ず役立つ〜塩のはなし」を全て読みたい方はこちら↓↓↓から☆


お問い合わせ

舞鶴市健康づくり課
TEL 0773‐65‐0065
Mail kenzo@city.maizuru.lg.jp

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