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塩分味覚チェックでわかったこと

舞鶴市健康づくり課の管理栄養士です。
社会保険加入者の皆さんの健診会場で「塩分味覚チェック」を行いました。
健診を受診された方124人にお声かけし、普段の味付けと0.8%の塩分を含んだろ紙を舌にのせ、どのように感じるかを、表にシールを貼ってもらう方法で、回答していただきました。

124人の人に味覚チェックしていただきました

結果は?

結果から見えてきたことは、普段の食事をうすめに味付けることで、0.8%の適度な塩分で「ちょうどよい」「塩辛い」と感じる舌になるということ。
普段の味付けが「うすめ」の人は、0.8%の塩水を「塩辛い」「ちょうどよい」と感じる人が66%程度となりました。
普段の味付けが「濃い」人は、0.8%の塩水を「うすい」「感じない」と回答した人が66%程度となりました。
やはり、普段の味付けで味覚は変わってくるのです。

普段味付けで味覚は変わる

過度な塩分は脳卒中、心疾患のリスクを高める

塩分が多い食生活が続くと、血圧が上昇し、動脈硬化につながります。血圧上昇、動脈硬化の悪循環が、さらに脳卒中や心疾患のリスクを高めます。
みなさんも適度な塩分生活で、脳卒中、心疾患を予防しましょう。

適度な塩分生活のコツ

■塩分の高い漬物や佃煮を控える
■カリウムを多く含む野菜やきのこを使ったおかずを増やす
■食卓に調味料を置かない
■汁物はぐだくさんに
■加工食品購入時は、栄養成分表示で食塩相当量を確認
■香辛料や香味野菜を使う
■酢やかんきつ類などの酸味を活かす
■だしで「うまみ」をきかせる
■よく噛んで、食材自身の味を感じる
さあ、あなたも今日から適塩生活で健康に!

(参考)1日あたり食塩の摂取目安

男性7.5g未満
女性6.5g未満
⇒1食あたり2~3gに抑えたい!

お問い合わせ

舞鶴市 健康づくり課 
電話 0773ー65ー0065